十二番目の天使を読んだ

十二番目の天使を読んだ。
今更今更。
オグ・マンディーノの手法がやっと分かってきた。こりゃあベストセラーになるわけだ。
恥ずかしながら泣きました。

本来僕は感動の押し付けが嫌いな人間です。
あと、以前にも書いたのですが感情を優先させて物語が進むのが嫌いです。
大好きな人が死んで悲しんでいたらその人が少しの間だけ生き返るとか
不治の病の人が、みんなが助かるように祈ったから健康になったとか。
宗教以下の世界ですよね。


ティモシーは死んでしまいました。でも彼は死から逃れようとはしなかった。
「毎日、毎日、あらゆる面で、僕はどんどん良くなってる!」
彼は努力を怠らず、毎日成長することを自分に課していた。
死にたくないなどという下らない希望のためではなく、死ぬ前にヒットを打ちたいという崇高な希望のために。


この物語から主人公の超依怙贔屓さえ取り除ければ完璧なんだけどなあ。


「毎日、毎日、あらゆる面で、僕はどんどん良くなってる!」
この言葉は僕も毎日唱えようかな。

十二番目の天使

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