ヨハン・ブリュイネールもしくはヨハン・ブリュニール

 僕にとってヨハン・ブリュニール(ヨハン・ブリュイネール)という男の初出は1995年のツール・ド・フランス第7ステージでインデュラインのアタックに乗じてステージ優勝を賢く掻っ攫ったところである。
その時の写真。

その名を次に聞いた時にはUSポスタルの監督になっていた。

そして今回ツール・ド・フランス 勝利の礎を読んで、1996年のツールのステージで崖から落ちる大落車をやらかしていたことを知った。
その時の写真。

その時の動画。

こういう良い経験豊富で賢い人が監督やっちゃうとランス・アームストロングにツール7連勝させた上にコンタドールに1勝させちゃうような凄いことが出来るんだなぁと関心した。

ウルリッヒさんの落車シーンもブリュニールに負けず劣らず酷いものだったので良い監督に成れるのではないだろうかとも考えてみた。

これの9:07あたりから。
http://www.youtube.com/watch?v=pX6oACLzMHc#t=9m05s

ちなみにこの落車を真似したシーンが茄子アンダルシアの夏にある。

ツール・ド・フランス 勝利の礎を読んで楽しい箇所は上記のステージ優勝と落車のところだった。ほとんどの読者の興味はランスをどうやって7連勝させたかに向かっているだろうが、ブリュニールの選手としての経歴もアームストロングには劣るところはあるものの、自転車の歴史の大事なところに顔を出す才能があってなかなか興味深い。