自転車ぎこぎこ読了

伊藤礼先生の自転車ぎこぎこを読んだ。
こぐこぐ自転車という本が以前出ていて自転車本2冊目。前作と同じく面白かった。
この先生の立ち位置がとても良いんだと思う。年取った人の自転車本というと積年の知識と経験とそれに基づく美意識でこりっこりになった本なんかが出ているけれども、そういう本はもうちょっと自分にも知識と経験とそれに基づく美意識が積もってこないと面白くない。
自分も90年代からの話ならなんとか分かるのだけれどもそれより以前となると全く分からない。アオバ自転車店みたいな丁寧なやつなら読めるけども。

伊藤先生は学校の先生をやめる間近で自転車に目覚めて体を気遣いながら乗り始め、
知識も経験もほぼゼロからのスタートなのでこちらも何も知らない状態で読み出せる。
読者を選ばないと思うので自転車に興味がない位置から読んでも面白く読めるのではないかと思う。
軽いママチャリ最高・軽い折りたたみ自転車最高・輪行して行く自転車旅最高・クロネコヤマトで自転車送って手ぶらで行く自転車旅最高
そういうゆるスタンスが気持ちいい。

自分は普段ロードとママチャリばかりで他のものには全く乗らないのだが、
先生みたいに自転車7台欲しいなあ、軽い折りたたみも欲しいなあと思ってしまう。

自転車ぎこぎこ

自転車ぎこぎこ