友人に文才があるなぁなんて思ってしまった件について

ブログ読んでたら面白いんだもの。
言葉の使い方がよろしい。
そういう論の展開素敵。
お願いだから一生童貞でいて下さい。お願いします。
って感じです。

具体的にどのように面白いのか説明するのは難しいが、
無理矢理書いてみると、


言葉には表現できる幅があるわけで
ここまではこの言葉で表現できる、でもここから先は無理っていう点
そこをうまくついている。


たとえば、「全然」という言葉は以前否定の意味でのみ使われていたが
いつの間にか肯定の意味でも使われるようになった。
それには誰かが「全然」を肯定の意味で使ってやろうと試み、
その無謀な行為に言葉が耐えたのである。
そして「全然大丈夫です!」みたいな表現ができるようになった。

その言葉の耐性を理解したうえで、無理な使い方をしてやる。
言葉の新しい使い方を生み出す。
言葉の意味を拡大する。
いままであった言葉では表せなかったはずのものを表してみせる。

具体例みたいなものがあげにくいなぁ。


激しい雨を 「バケツをひっくり返したような雨」

なんて表現するが、
それをもっとうまい具合に表現しようとして、




注(この先の表現がうまくなくても文意をなんとか読み取ってください)
注(この先の表現がうまくなくても文意をなんとか読み取ってください)
注(この先の表現がうまくなくても文意をなんとか読み取ってください)





「天上の消防士が間違えて下界に放水してしまったような雨」

と、なら表現できる。が

もっとうまく表現してやろうとして

「天上の消防車だけでなく救急車まで下界に放水してしまったような雨」

なんて風にやってしまったら、表現したいことなんか一個も伝わらない。


注(ここまでの表現がうまくなくても文意をなんとか読み取ってください)
注(ここまでの表現がうまくなくても文意をなんとか読み取ってください)
注(ここまでの表現がうまくなくても文意をなんとか読み取ってください)



友人の某氏の表現が、まあぎりぎりところでうまいこと言ってるなあって思うわけです。
ちょっとはずしたら( ゜Д゜)ハァ? って言っちゃうような言葉の使い方で
うまい具合に文章走らせてるのが素晴らしいと思ったわけです。