サリンジャー ライ麦畑でつかまえてを久しぶりに読んだ

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)をはじめて読んだのは確か大学1年の時。
読み始める直前に級友に「それつまんないよ」と言われた。
そして読み終わってからの感想はつまらない、だった。

あれから数年が過ぎ、古本屋でこれ↓を買った。
ユリイカ2005年10月号 特集=攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX
この中に攻殻機動隊の中のサリンジャー要素についてまとめている文章があった。
攻殻を見ていて金魚の話とか各話のタイトルとかなぜか既視感があるなあって思ってたら
そりゃそうだ。過去にライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)を読んでるんだから。
よく思い出してみたら過去にうちには荒地出版社サリンジャー物があったもの。
なんとなく買ったもののざっと読んで手放した気がする。
でもってライ麦を再読する気になった。はてなTシャツ欲しい!
前回読んだ時に読みにくかったのは過剰な表現のせいだ。あとホールデンのむやみな行動。今回読んだ時は表現についてはすんなり受け入れられた。なんでだ? 全く不快に思わなかった。あとホールデンのそんなことしなきゃいいのに的行動についても不快ではなかった。むしろ爽快だった。やれと言われるとやりたくなくなる。やっちゃいけないと言われるとやりたくなる。そういえば僕にもそんな時期があった。今も部分的にはそうだが。


ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)